トヨタ新型PHVのオプションで太陽光パネルを乗せると損する理由

トヨタ自動車から今冬販売される新型PHVの詳細がトヨタ自動車の公式サイトにアップされました。新型PHVには環境対応として、オプションで太陽光パネルが搭載されたPHVがリリースされることとなっています。

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出典:トヨタ自動車webサイト

オプションに設定されている太陽光パネル搭載の車種の値段は明らかにされていませんが、駐車時に発電した電気を蓄え走行中も一部の電気をまかなうことが1つの売りとなっています。

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出典:トヨタ自動車webサイト

確かに先行販売された現行プリウスは、好みの分かれそうなデザインとなっており、見慣れると先代のプリウスよりスタイリッシュに見えるものの、夜間走行時に後ろから見ると、どこか悲しそうな雰囲気というか、車が泣いているようにも見え、個人的には受け入れられないデザインとなっています。

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出典:トヨタ自動車webサイト

これに比べ新型PHVのデザインコンセプトは全く異なるものであり、一見すると全く異なった車種のようにも見えます。このデザインであれば十分購入するに値するものと個人的には思っていますが、オプションに設定されている太陽光の性能はいかほどのものなのか検証してみます。

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発電容量について

トヨタ自動車の公式サイトによると、今冬、180Wの太陽光パネルを搭載したPHVが販売される予定です。では、180Wという容量はいかほどのものなのでしょうか。

住宅用の太陽光パネルに置き換えると、おおよそパネル1枚分弱の発電容量ということになります。

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出典:トヨタ自動車webサイト

確かに車の天井という狭い面積に設置するには180Wという発電容量が限界とは思いますが、年間どの程度の発電をし、どの程度の利益になるのでしょうか。

180W太陽光の年間発電量

住宅用太陽光において、山梨県など日照条件に恵まれ、最も条件の良い屋根角度としても1kWあたり1400kWh程度の電気しか発電しません。PHVはどこの地域で購入するかわかりませんし、駐車場や街中走行時は日陰に入ることも鑑みますと、良くても1kWあたり1000kWh程度しか発電しません。

よって、180Wの太陽光パネルでは、年間にして180kWh程度しか発電しないことがわかります。

電気代をどの程度まかなえるのか

PHVで発電した電気は、家庭用に置き換えれば自己消費する電気となりますので、電力会社から購入する電気代と等価なものとなります。電気料金の領収書などをみてもらえばわかると思いますが、各電力会社の平均的な値段ですと、1kWhあたり24円が相場の価格となります。

つまり、180khWの電気を、家庭用コンセントの100Vの電気で充電すると、年間にして180kWh×24円=4000円程度の価値にしかなりませんので、10年所有したとしても、太陽光パネルによる利益は4万円程度のものしかなりません。

年間180kWの発電によりどの程度走行できるのか

トヨタ自動車の公式サイトによると、リチウムイオンバッテリーの充電容量は、8.8kWhとあります。年間の発電容量が180kWhですので、年間にして20回程度は満充電できる計算となります。

EV走行距離 km 60以上
ハイブリッド燃費 km/L
37
EV走行最高速度 km/h
135
リチウムイオンバッテリー
総電力量 kWh
 8.8

ただ、満充電した時のEV走行距離は理論値でも60kmですので、実燃費が50km程度とすると、年間にして1000kmの電気だけを太陽光パネルでまかなうことはできます。

しかしながら、一般的には年間1万km程度は走行しますので、全走行における、太陽光パネルによる電気は10分の1程度にしかならないこととなります。

太陽光搭載PHVのその他のデメリット

太陽光発電しようとすると、日中は日当たりの良いところに駐車されると思います。日が当たることにより、塗装の剥げや、シートの劣化、プラスチックの曇りなどのマイナス要素も想定されるため、年間4千円程度の利益に対して割りに合わないものと考えます。

トヨタ新型PHVの総評

まるでタブレットのようなモニターや、スタイリッシュなスタイリングなど、PHVそのものは非常に魅力的な車ですが、オプションとしての太陽光パネルの設置は、少なくとも4万円以下でないと、導入する意義が薄いものと思われます。
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出典:トヨタ自動車webサイト

車に太陽光パネルを設置するのであれば、ご自宅に大容量の太陽光パネルを設置し、売電収入を得られることをお勧めしたいと思います。

住宅に太陽光発電システムし、損をするか得をするかについては、以下のシミュレーションサイトを参考にしてください。

太陽光発電損益シミュレーション

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