太陽光発電機器に対する固定資産税について

10kW未満の住宅用太陽光なら売電収入に対する税金はかかりにくいことは理解いただいたと思いますが、資産としての、モジュールや架台の設置方法によって、固定資産税がかかることがありますので注意が必要です。では、どのような設置方法が課税対象となるのか、まずは構成機器と設置方法の一覧表で整理したいと思います。

家屋と償却という2種類の言葉が並んでいますが、母屋として固定資産税が課されるか償却資産として固定資産税が課されるかの違いと理解いただければと思います。

最近では、見た目の美しさや搭載容量の大型化を目的とした、瓦一体型の太陽光モジュールを設置するお宅が増えてきました。このタイプの太陽光モジュールは、高級な瓦とみなされるため、搭載容量の大小によらず母屋として、固定資産税の課税対象となります。
課税評価額は、家屋の評価額に含めて市町村の職員が算定するため、一律幾らと決まっていませんが、太陽光未設置に比べ1㎡あたり150~200円程度上乗せして課税されるケースが多いようです。モジュール変換効率15%程度の太陽光パネルで4kW程度設置した場合、5000円程度上乗せして課税されますので、注意が必要です。

瓦一体型タイプの太陽光モジュールは1㎡あたり150~200円程度の固定資産税が課されます

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