高額賠償を避ける自転車保険のメリットや必要性、安く加入する方法

通勤や通学で自転車を利用される方は多いとおもいますが、私も自転車通勤者の1人として、子供の急な飛び出しやスマホ歩きで追突しそうになったことは数知れず、急に前を走行している自転車が止まったりすることもあるため、自分は安全運転を心がけているつもりでも、周りの環境で事故を起こすこともあります。

交通弱者である歩行者に怪我をさせてしまうと、その治療費は自転車運転者が負担することになります。障害を与えたり死亡させたりすると、想像をはるかに超える高額賠償を負うこともありますので、これまでの事例や保険への加入の必要性について解説します。

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自転車事故の発生件数

平成27年の自転車乗用中の交通事故件数は全国で101,219件発生しており、交通事故に占める自転車の関与率は実に18.4%となっています。
自転車事故発生件数

出典:警視庁webサイト

また、自転車事故を起こす年齢層は20歳以下が約3割を占めており、通学途中の子供が事故を起こしてしまうことも十分あり得ることがデータでも検証されています。

自転車事故年齢別
出典:警視庁webサイト

自転車事故で問われる責任

自転車は道路交通法上車両の一種であり、信号無視や飲酒運転など、法律を違反して事故を起こすと刑事上の責任が問われます。また、相手に怪我を負わせると、民事上の損害賠償責任が発生します。

自転車事故による高額賠償事例

小学生による歩行者への接触事故で、9,521万円の賠償命令

小学校5年生の男子児童が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、寝たきりとなった。神戸地方裁判所は、小学校5年生の男子児童の母親に9,521 万円の賠償命令。(神戸地方裁判所、平成25(2013)年7月4日判決)

自分が気をつければいいだけでなく、家族がいつ加害者になるか、被害者になるのか全くわからないのが自転車事故の怖いところです。

信号無視によるオートバイへの接触死亡事故で、4,043万円の賠償命令

男子高校生が朝、赤信号で交差点の横断歩道を走行中、男性(62歳)が運転するオートバイと衝突。男性は頭蓋内損傷で13日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成17(2005)年9月14日判決)

本来交通弱者であるはずの自転車が、法律を違反することにより事故を起こすと刑事上の責任が問われるほか、民事上の損害賠償責任が発生した代表的なケースです。

無灯火で携帯電話を使用していた女子高生による接触事故で、5,000万円の賠償命令

女子高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中、市道を歩行中の看護師(54歳)の女性に追突。被害を受けた看護師は歩行困難となり、職を失うこととなった。(横浜地方裁判所、平成17年11月25日判決)

通勤で自転車を運転していると、運転免許を持っていない学生の運転が最も危険に映ります。歩道に障害物などがあると、後方を確認しないまま歩道から車道に飛び出したり、2人乗りでフラフラ運転してみたり、スマホを操作しながらこっちにまっすぐ突っ込んでくることなど、頻繁に危険を感じることがあります。

親として子には注意するつもりですが、子供はどのような行動を起こすか正直読めません。万が一事故が起こってしまった時のために自転車保険が存在するのです。

自転車保険の主な保証内容

自転車事故に関連する損害は「被害者への補償」「自分自身の補償」「自転車自体の補償」が考えられます。補償を充実させると保険料が高くなりますので、事故が起こるリスクをカバーする最低限の保険に加入することが、「損しない」ことのポイントとなります。

被害者への補償は「個人賠償責任保険」や「個人賠償責任特約」でカバー

自分や家族が加害者となったとき、被害者に対して支払う賠償金は「個人賠償責任保険」や「個人賠償責任特約」で補償されます。
「個人賠償責任保険」は自転車保険本体に、「個人賠償責任特約」は火災保険や傷害保険などの特約として設定することができます。

自分や家族の補償には死亡補償・入院給付金・通院給付金でカバー

自転車保険は、死亡補償・入院給付金・通院給付金がセットとなっている商品が多いのですが、割安な商品や、何かに手厚い商品を志向する方もいますので、死亡補償のみを補償対象外としたりできるものや、通院費用が実費で補償されたりするものなど幅広い商品が存在します。
「生命保険」では死亡補償を、「医療保険」では、入院給付金・通院給付金が補償されますので、これら商品に手厚く加入しているのであれば、死亡補償・入院給付金・通院給付金を少なくし、保険支払金額を圧縮することをお勧めします。

自転車保険の加入は、自動車保険の特約で加入することがお得

自転車保険単品で加入してもいいのですが、車ディーラーの知人から、「初めてお客様から自転車保険の特約の相談を受けたが、結構安いことにびっくり。あなたも検討したらどうか?」というご示唆をいただきました。
元々自転車保険の必要性は感じていましたので、早速単品で取り扱う商品と比較検討をしたところ、全く同じ保障内容でも、自動車保険の特約のほうが低価格で加入することが可能なことが多いことを知りました。単品で契約することを否定しませんが、まずは加入されている自動車保険の見直しを検討することをお勧めします。

自転車自体の補償

損害保険会社が提供する自転車保険には自転車自体を補償する保険はありません。 ただし、火災保険であれば自宅軒下や自宅の屋根付き駐輪場で自転車が火災や水災、盗難にあった場合に補償できるものがあります。

まとめ

自転車事故は自分自身が気をつけているだけでは防ぎきれないものです。また、損害賠償請求となると、膨大な費用が請求されるため、せっかく損をしない資産運用をしていても、一瞬にしてその努力は水の泡となってしまいます。家族のためにも、被害者のためにも、自転車保険は掛け捨てタイプの傷害保険ではありますが、加入しておく必要はあるものと考えます。

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